ふくろう

 

エゾフクロウ

フクロウは、鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥で、単独またはつがいで行動します。夜行性で日中は樹洞や枝でほとんど動かず、目を閉じて休息しています。冬場や天候不順が続くと保存した獲物を食べたり、稀に昼間でも狩りを行うことがあります。狩りは森林の開けた場所で待ち伏せて狩りを行います。首を回しながら動物や昆虫の音を察知して、獲物を見つけると羽音を立てずに獲物に近づきます。視力は人間の10〜100倍と言われていますが、視野は約110度とやや狭く、これを補うために首が上下左右約180度以上稼働することができ、体を動かさずに270度首を回す姿も確認されています。耳は左右大きさが異なり、位置も上下ずれているため、立体的に音源の位置、方向、距離を認識することができます。顔全体がアンテナとしての機能を備えている珍しい鳥です。

 

 

日本では北海道、本州、四国、九州に、エゾフクロウ、フクロウ、モミヤマフクロウ、キュウシュウフクロウの4亜種のフクロウが分布しています。(「亜種」とは「ほぼ同じ種だけど少しだけ違う種類」と考えていただければ当らずとも遠からず)北の個体は白みがかり、南の個体は黒っぽいのが特徴です。

 

羽角(うかく)

フクロウとミミズクの違いは「羽角(うかく)」の有無で決定しています。英語でフクロウは「owl」ミミズクは「horned owl」(角のあるフクロウ)「eared owl」(耳のあるフクロウ)と表現されます。羽角とは右写真のようにミミズクの頭にある耳(の様に見える飾り羽)のことを指します。「羽角がないのがフクロウ」「羽角があるのがミミズク」です。また、シマフクロウのように羽角があるフクロウも存在しています。同じフクロウ科の鳥ですので、どちらも同じように可愛がってあげてください。

フクロウの染め物屋

 

昔々、あるところにフクロウさんが営む染め物屋さんがありました。お店はとても繁盛し、森の鳥たちは思い思いに羽を染めてもらっていました。

 

ある日、まだ真っ白い羽だったカラスさんがやってきて

 

カラス「フクロウさん、私の羽を森で一番のキレイな色で染めてください」

フクロウ「カラスさん、あなたの羽を森で一番のキレイな色に染めましょう」

 

フクロウさんは、カラスさんが眠っている間に、羽を真っ黒に染めました。

カラスさんが目を覚ますと

梟の染物屋

 

カラス「何だ!これは!この色のどこがキレイな色なんだ!」

フクロウ「黒は森で一番キレイな色ですよ。」

カラス「何とかしろ!」

フクロウ「黒を他の色に変えることはできません」

 

それからというもの、フクロウさんはカラスさんから逃げるように森の中に隠れて、夜にしか出てこなくなりました。今でも夜の森でひっそりと「ホーホ、糊付(のりつ)け干せ」と鳴きながら暮らしています。

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